2022年9月8日、イギリス王位に、エリザベス2世の長男である、チャールズ3世が即位されることとなりました。
twitter上でも、トレンドに表示されるなど、どのような人物なのか話題となっています。
そこで、チャールズ3世とは、一体何者なのか、人物像や生活についてまとめてみました。
チャールズ3世はなぜ国王に?
2022年9月8日、前女王である96歳のエリザベス2世が死去されました。
そして、王位継承権を保持してた、エリザベス女王の第一子の長男であるチャールズ3世が、王位に即位することとなりました。
チャールズ3世について
チャールズ3世とは何者?
チャールズ3世(King Charles III )は、現在73歳、誕生日は、1948年11月14日生まれで、イギリスのウィンザー朝の第5代国王です。(在位: 2022年9月8日 – )
また、その他14か国の英連邦王国及び王室属領・海外領土の君主。イングランド国教会の首長であり、全名は、チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ(Charles Philip Arthur George)です。
エリザベス2世の在位中は、第21代ウェールズ公(プリンス・オブ・ウェールズ)として長く在位しており、イギリス陸海空軍元帥という職歴を持っています。
兄弟は、弟はヨーク公爵アンドルー、ウェセックス伯爵エドワード。妹はプリンセス・ロイヤル・アンとなっています。
補足)
ウィンザー朝:イギリスおよびその他の英連連邦王国の王朝。
イングランド国境会:16世紀(1534年)のイングランド王国で設立したキリスト教会の名称。
主な略歴は?
6つのトピックに分けて紹介していきます。
生誕
1948年11月14日に、同公爵夫人エリザベス王女(いずれも当時)の(3男1女のうち)第一子・長男としてバッキンガム宮殿にて誕生しました。
バッキンガム宮殿といえば、イギリスのロンドンにある宮殿で、外周護衛を担当する近衛兵の交代儀式を見物できることで有名ですね!
王位継承
1952年2月6日に祖父のジョージ6世国王が崩御し、母のエリザベス王女がイギリス女王に即位すると、長男チャールズは推定相続人として王位継承順位が1位となりました。
この時の継承権が長く続いてるのは、驚きですよね!
教育
幼少時から将来のイギリス国王となるべく、父フィリップの意向で厳しい教育を受けてきました。
特に「息子にも自身の母校に通わせたい」という父の勧めがあり、バークシャーのグラマースクールやスコットランドのゴードンストウン校で、中産階級の児童らと就学しました。
しかし、当然の事ながら階級社会のイギリスにおいてチャールズと同一階層の生徒が一人もいなかったため、いじめやからかいの対象になってしまいました。
王族でのいじめの対象になるのですね。。。。
青年時代
1967年10月に、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学しました。
在学2年目には、ウェールズ語と歴史を学習するためにウェールズ大学に入学しており、1968年には21歳でウェールズ公としての叙任式を行いました。
また、1970年にはイギリス議会上院の貴族院に議席を得ています。
補足)
ケンブリッジ大学とは:ケンブリッジ大学(University of Cambridge)は、
イギリスの大学都市ケンブリッジに所在する総合大学であり、イギリス伝統のカレッジ制を特徴とする世界屈指の名門大学である。
ウェールズ大学:1893年に設立された大学で、複数の大学や高等教育機関の集合体(連合大学)であった。
かってはウェールズで最古で最大の大学であり、イギリスで二番目に大きい大学であった。
貴族院とは:貴族院( House of Lords)は、イギリスの議会を構成する議院のひとつで、上院に相当する。
軍歴
ケンブリッジ大学への入学後に、イギリス王室の習慣に則りイギリス海軍とイギリス空軍に入隊しました。
1971年3月以降に、イギリス海軍のデ・ハビランド・カナダ DHC-1とBAC ジェット・プロヴォストでの飛行訓練を経て、小型ターボプロップ機や、王室専用機で中型ジェット輸送機も操縦できるとのことです。
王族の人でありながら、危険なパイロットも経験されているとは、、、
結婚
1981年2月6日にチャールズがウィンザー城でダイアナに求婚しました。
チャールズは「スキー旅行に出てる間、どんなに貴女に会いたかったことか」と話し、「私と結婚してほしい」と簡潔に求婚したが、ダイアナは「冗談だと思って笑っていた」とあしらわれたようです。
チャールズは真剣な求婚であることを強調し、「貴女はいつの日か王妃となるのだ」と話し、ダイアナはこのプロポーズを受け入れました。
最高にロマンチックな話ですね!
ですが、1996年2月28日に「離婚の合意に達したこと」を発表しました。
そして年月が経ち、事実婚の関係にあったカミラと公然と交際するようになり、2005年4月8日に正式に結婚することが発表されました。
チャールズ3世はなにをした?
慈善事業
国内の貧困問題解決にも取り組んでおり、1976年には、イギリスの貧困層の若年者に対する学業の機会や職業訓練を与えることを目的に活動する、「ザ・プリンス・トラスト」を立ち上げました。
チャールズ王太子自らが、特にイギリス連邦諸国からの移民の貧困問題解決に取り組む活動に対して、様々な形での支援を行う活動をされています。
環境問題
また、環境問題にも強い関心を抱いており、自身の私的な不動産であるコーンウォール公領では、有機食品を生産しています。
また、自らが所有している別荘で栽培された農産物を使用していたり、自ら所有する家庭菜園でも有機農法を実践しているなど、自ら様々な形で実践しており、環境問題に取り組んでいます。
人柄は?
自由な発言で知られている。
王宮衛兵に黒人がいないことを指摘して改めさせるといった、リベラル(自由な)発言で知られています。
背景として、かつて移民を受け入れているイギリスには、非白人の国民も多いということがあったからです。
動物愛護の考え
イギリスの有機食品ブランド「ダッチー・オリジナルズ」のオーナーであり、動物愛護の観点から2008年3月に自邸でのフォアグラの使用を禁止しました。
健康志向
ファーストフードに非常に批判的であり、2006年2月27日には訪問先のアラブ首長国連邦で、「糖尿病対策としてマクドナルドを禁止すべきだ」と発言されています。
ファッショナブルな一面
スーツ及びタキシード等のジャケットはダブルブレストのものを好んで着用されているそうです。
チャールズ3世はどんな生活をしてる?
多趣味な一面
「多趣味」という一面があることで知られています。有名なのは、「本を執筆してる」ということです。
980年の32歳のときに、 『The Old Man of Lochnagar』という子供向けの本を書いており、ストーリーは、洞窟に行ってお風呂に入る静かな場所を探している老人を主人公としたお話となっています。
他にも、41歳で、自国の将来を案じた「A Vision of Britain(英国の未来像)」の執筆もしております。
本の執筆なんて、非常に高い勤勉さが伺えますね!
他にも、
- 水彩画
- スポーツでは、ポロ
- サーモンフィッシング
- チーズつくり
- ガーデニング・ファーミング(生け垣つくりコンペも開催)
- チェロ
- マジック
などなど、、、
御用達のブランドを愛用している。
「The 英国紳士」を100%象徴しています。
車では、伝統のあるメーカーのアストンマーティンや、ランドローバー、ファッションでは、BurberryやBarbour、ギーブス&ホークスなどイギリスを代表する服を着こなしています。
また、チャールズ国王はブランドに対して、ロイヤル・ワラント(御用達指定)を与えることができる権利を持っており、2017年3月時点では、合計159社に対してワラントを授与されています。
自分のブランドだ!って指定することができるなんて、どんな権利なんだ、、、!?
まとめ
今回は、国王に即位されたチャールズ3世について紹介しました。
エリザベス女王について、知っている方は多くいると思いますが、チャールズ3世という人物について多くを知っている人は少なかったのではないでしょうか?
「英国紳士の体現」この言葉が覚えておくのが一番正確ではないか思います!
今後、ニュースやSNSでのメディア露出が増えてくると思うので、意識して見てはいかがでしょうか?
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